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作詞:宮本浩次 作曲:宮本浩次
[【E7】 ]
う[【E7】らやましきはカラス共(ども)に]
我が[【E7】肉食えやと言いたる詩人よ]
ああ[【E7】なぜに俺は家の中で暖(あたた)まりながら]
[【E7】またゴロゴロとしてあくびして]
不真面[【E7】目にこの俺はいつも]
[【E7】「おお、我が余命いく日(にち)][【A7】なりや。」と]
老爺(ろうや)を[【E7】気取りて指おり数え、]
[【A】ああこの俺はあわれ][【G】なる凡][【E7】人よ]
[【E7】―明日も笑顔で人と話し―]
[【E】 ][【D】 ][【G】 ]
[【E7】 ]
座[【E7】る電車の座席の前に]
手す[【E7】りにもたるる老婆(ろうば)がひ][【A7】とり]
ああ恐ろしき[【E7】恐ろしき世間の前に]
俺[【A】は座席を立つ][【G】ものよ ][【E7】 ]
[【E7】楽しげにああ人と会い、笑い、]
希望は失(う)せ[【A7】たが死ねぬ身の]
せめては余命いくばくなり[【B7】や、と老爺を気取り、]
ふ[【B7】とんで涙をしぼりて]
[【C7】町に出(で)、笑い、凡人ああここに有り]
[【E7】この俺はいつも]
[【E7】「おお、我が余命いく][【A7】日なりや。」と]
いつか[【E7】老爺となる日を待つ身となった]
[【A】ああ俺はあわ][【G】れな凡][【E7】人よ]
[【E7】俺は生活を追い求む、]
世[【E7】間に食われ命をけずり、]
孤高(ここう)[【E7】のうちに死すより]
俗なる我が世[【A7】間に遊ぶものよ、]
今日も町に出、手足取られ導[【B7】びかれ、我(わ)が同類と]
[【B7】もたれ合い、あざけり合いて、]
[【C7】凡人の意地と意地、命がけなるそぞろ歩きよ]
死ん[【F】だら、][【B♭】俺が死んだ][【F】ら]
立[【B♭】派な墓][【F】を 人のあ][【B♭】われを誘][【A】う悲しい墓][【G】を建ててく][【E7】れ]
[【E】 ][【D】 ][【G】 ]
[【E7】 ]
[【B】 ][【A】 ][【G】 ][【E】 ]
[【E7】 ]
俺[【E7】は歩く「金」と「平和」と「女」と]
[【A7】「虚名(きょめい)」を求め]
世間と[【E7】手を取り合いて散歩(そぞろある)き]
今日[【A】も世間を][【G】散歩(そぞろあ][【E7】る)きよ]