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作詞:さだまさし 作曲:さだまさし
[【G】 ]
[【G】ギターケース抱えて 満員電車]
迷[【Bm7】惑そうな視線が新聞越し][【C】に こっちを見て][【Am7】た ][【Am7/D】 ]
あの頃の俺[【G】は 故郷の香り]
そこら[【Bm7】中まき散らし乍ら それで][【C】も夢と暮らして][【Am7】た ][【Am7/D】 ]
二十歳の[【G】秋]
札[【C】束で人の夢の頬を叩く][【G】町で]
「昭和」[【C】のたどりついた町で うろたえ][【G】乍ら]
やがて[【E7】「夢」と「希望」とを 別ける事を][【Am7】覚えて]
い[【A7】つの間にか 大人ぶった顔に][【D7】なった]
[【G】巡る季節の風景の][【Am7】中で]
[【D7】人だけが少しずつ変わっ][【G】てゆく]
[【G】車や人だけでなく夢][【Am7】までも]
[【D7】渋滞(ラッシュ)の中で あきらめてるこの][【G】町]
[【G】お前を抱きしめて いつまでもと誓ったあの日]
「願い」[【Bm7】は「誓い」ではないと気づか][【C】ず 傷つけてい][【Am7】た ][【Am7/D】 ]
夢のかけら[【G】を 拾い集めて]
いつし[【Bm7】か俺は歌ってた 掌の][【C】中で]
暖めるよう[【Am7】に][【Am7/D】悲しい歌ばか][【G】り]
札[【C】束で人の心さえ買えるこの][【G】町で]
憎み[【C】乍ら好きでたまらない不思議な][【G】町で]
やがて[【E7】「愛」と「恋」とを 別ける事を][【Am7】覚えて]
どう[【A7】やら少しばかり 不幸になっ][【D7】たようだ]
ベ[【G】ルリンの壁が消えたその][【Am7】夜に]
こ[【D7】の町にある壁にふと気][【G】づいた]
[【G】今よりずっとずっと大きな][【Am7】声で]
[【D7】歌い続けたいと心から思っ][【G】た]
[【G】歌で世界は変わらない][【Am7】けれど]
自[【D7】分だけは変わらずにいら][【G】れるから]
[【G】渋滞の中に心を置き去り][【Am7】にして]
か[【D7】らっぽで生きてゆくなんて出来な][【G】い]
[【E7】 ][【G】 ][【E7】 ][【C】 ][【D7】 ][【E7】 ][【G】 ]
[【G】ギターケース抱えて 飛び乗った「ひかり」]
疲れ[【Bm7】た身体をシートに沈め][【C】て ふと空を見][【Am7】た ][【Am7/D】 ]
今世紀最后[【G】の 金星蝕が]
終わっ[【Bm7】たばかり 何事もないよう][【C】に]
宝石がひと[【Am7】つ][【Am7/D】空に投げてあ][【G】る]
[【G】ギターケース抱えて 俺は明日も]
歌っているだろ[【G】う 多分何処かで 多分何処かで]